長女の発言が決定打となった形で子供全員が一時保護されたMさん一家は複雑な家庭環境でした。
この環境が『数年ごとに交際相手が変わり結婚離婚を繰り返していて、不適切な家庭環境を一向に改善しようとしないネグレクト事案』として一時保護を要すると判断される理由の背景となっていました。
「Mさんの家族構成」
「やってもいない不倫も原因とされるようになりました」
Mさんが同僚Dさんと交際を開始したのは今年1月。前夫Cさんとの離婚後だったそうですが、児相の報告書には遅くとも昨年11月には交際が始まっていたと記載されています。
それに対しMさんは「Cさんとの離婚を検討していた時、職員に何度も『一人で育てられる?一度でも夜間放置したら保護するよ』と言われた。どんな理由を付けてでも保護したいように感じたので、『同僚が近くに引っ越しして手伝うと言ってくれている』と言ってしまった。これが不倫しているとでっち上げの情報が出てきた原因だと思います」と話してくれました。実際にこの後に引っ越してきて、サポートしてくれている男性です。
交際が始まったとされた11月の段階ではまだ交際しておらず、前夫Cさんと再構築の話し合いをしていたそうです。その再構築についても、「Cさんが『Mさんにはもう彼氏が出来たようですよ』という児相のウソを聞いてそれを信用してしまい、同居解消となりました」と話してくれました。
「ニヤニヤしてしつこく性交渉のことを連呼されました」
離婚後の面談でMさんは男性職員Y氏に『性交渉出来ない訳ではないんですよね?』と何度もしつこく言われたそうです。
「Mさんが撮影した職員Y氏」
「ニヤニヤしながら『危険なだけで出来ない訳じゃないですよね~』としつこく言ってきました。援助交際をお願いされた事もあったけど、録音が出来ていなかったから私の妄想として片付けられてしまいました」
Mさんの言い分と異なる点が多い児相の判断。また、本当にそこまでのセクハラ発言があったのか…
実際に児童相談所の報告書を確認してみました。
―つづく―
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