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【児童相談所】児相の報告書と子供の証言

これまでの取材でMさんは児童相談所による保護理由の捏造やセクハラがあったと話してくれました。しかし該当児相への取材に関してはMさんの弁護士からストップがかかりました。
その代わりとして、児相からの報告を見せてもらうことになりました。そこには、一時保護の経緯や、子供への聞き取り内容が記載されていました。


児相の報告書とMさん

一時保護の直接の原因となった性行為の音漏れに関して、児相の報告書には長女がこのように話したそうです。

「強い嫌悪を感じ、ヘッドフォンをしてやり過ごそうとしたが、午前4時になっても声が聞こえてきた。耐え切れなくなり自室を出てキッチンで意図的に食器の音を鳴らすなどしたところようやく静かになった」

その翌朝、長女は学校教諭に相談し「もう家に帰りたくない」と訴えました。事態を重く見た児相が長女の一時保護を決定しました。現状では子供達が安心して生活できる環境ではないと判断し、さらに兄弟全員を同日一時保護しました。


長女の幼いころの写真

しかしこれまでの取材でMさんは、その報告書のほとんどが捏造で長女の思春期による虚言もあると考えており、児相へもやっていない事を反省できないと伝えているそうです。

それについて児相は母の虚偽の自己弁明として下記の通り面談内容をまとめていました。

当日交際相手のDさんを自宅に招き入れた事は認めたものの、その夜は子供全員祖母宅に泊まっていたと主張した。しかし、その日長女と次男が在宅していたことは子供達、祖母の発言から疑いようもない。母が虚偽の自己弁明に終始し長女の被った精神的苦痛に全く向き合おうとしないことで長女はさらに傷つきを深めている。母自身の関わりについては焦点が合わず自身の問題としてとらえることができない。「援助交際をお願いされた」と妄想的な発言もあり、ケースワークは困難を極めている。

 


Mさんがチェックした書類

児相とMさんの間の大きな食い違いについて別の地域の児相職員は「親が虐待していないと思っていても今は虐待にあたることがある。まずはそれが虐待であると理解していただかなくてはならない。一時保護はかなり重い措置。簡単に保護されるわけではない。支援の中でどんどん虐待が発覚することがあり、それに伴って指導内容が変わっていくこともある。親御さんの捉え方によっては『別の理由を付けて保護を継続している』と感じることもあるだろう」と話してくれました。

報告書の一部ではMさんの基本情報に一部誤りがあるようですが、虐待内容は必ずしも一方の意見が正しいわけではないようです。

今回のケースはMさんが言うように拉致なのか、それとも適正な保護なのか。一方的な情報のみで児童虐待の通告をためらった結果、子供が命を落とすという最悪の事態にならないことを願います。


 

 

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