活動履歴

虐待の家

毎年200万円を超えるご寄付を頂き、様々な活動を行うNPO法人『児童虐待ZERO』
その中で一番の主力業務は張り込みによる虐待の事実確認と警察への通報です。
昨年は全国で8件を現認し事件の解決に導きました。
張り込み等の活動の中で、実際の案件は肖像権などの問題で公開できないのですが、本日はちょっと面白いオチがあった案件をご紹介します。BOZZ


私たちガルエージェンシーでは、児童虐待をゼロにしたいとの思いで立ち上げたNPO法人『児童虐待ZERO』を基軸として活動をしています。
今回は、渡邉会長より直接のミッションが!

某不動産会社より「私どもが管理する物件で、親が子どもに対してDVを行っている様です」との相談を受けました。詳しく聴いてみると、「周囲に住む女性から、『子どもが尋常でない様子で泣き叫ぶ声が家の中から頻繁に聞こえてくる。お子さんが虐待を受けている様です。声の録音もしてあります』と言う相談を受けたんです。確認して頂けないでしょうか?」と言う内容でした。

(これが事実であれば見過ごす事は出来ない!)

そう思った私は、気付いた時には既に車の鍵を右手に握りしめていました。

(ここが問題の家か…)

現在、住宅の駐車場には黒色のミニバンが駐車されており、室内にはリビングと思われる部屋のみ照明が点灯しています。室内からは小学生ぐらいの男の子と、それよりも小さい年齢と思われる女の子の声が聞こえ、兄妹で家中を走り回っている様な「ドドドド」と言う音が聞こえてきます。


室内の状況

時折、母親と思われる女性が子どもを叱る声が聞こえてきますが、第一印象は(これぐらい何処の家庭でもある子どもの躾程度。特に変わった様子はないな…)でした。

しかし、

私が3日間に渡り住宅を監視していると、男の子の「や、やめて…。ぎゃぁぁ~~~!助けてぇ~!!!」と言う叫び声が家の中から聞こえてきたのです。

私は、(本当に虐待が行われていたんだ…。少年、待っていろ!)と心の中で叫び、問題の住宅に全速力で走って向かいました。しかし、私がインターホンに手を伸ばしたその時…

「うるさい!静かにゲームやれぇ!近所迷惑だろ!」

と言う母親の怒鳴り声が家中に響き渡りました…。

なんと、さっきの男の子の助けを求める叫び声は、オンラインゲームのボイスチャットと呼ばれるコミュニケーションツールで、別の場所で一緒にプレイしている友人に対して放っている言葉だったのです。
虐待とは何も関係がない様子。もう少し母親が男の子を叱るのが遅かったら、私はとんだ赤っ恥をかくところでした(^_^;)

その後も私はこの住宅の監視を続けるも、不動産会社さんから聞いている様な虐待は見受けられませんでした。

時折、子どもの泣き叫ぶ声や親が子どもを怒鳴る声が聞えて来る事もありましたが、それは兄妹喧嘩で下の子が泣かされていたり、親が子どもを躾ける程度のものと見受けられました。現に、家族で出かける様子も確認できましたが、子どもが親に怯えている様子もなく、ごく普通の家族の光景がそこにはあったのです。


外出先から戻る家族

今回は事件性が無く子供は無事でしたが、日本中で“未来ある無実の子どもが亡くなってしまう”という悲惨な事件が相次いでいます。
正義の味方とまでは言いませんが、そう言った悲惨な事件を未然に防ぐ為、今日も「児童虐待ZERO」の活動で、名古屋の探偵は疑わしき住宅を監視しています!

どこに相談すれば良いかわからない、警察は証拠がないと動いてくれない、そういった声を私たちまで届けてください。「児童虐待ZERO」のスタッフが、いちはやく駆け付けて、少しでも早く解決に向かうお手伝いをさせて頂きます(^^)

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