大阪市立阿倍野区民センターにて
児童虐待防止機構オレンジCAPO理事長、島田妙子さんの講演会が行われていました。
島田さんは自らが虐待によって親に殺されかかった経験から、傷つけられる子どもサイドはもちろんの事、「本当に救うべきは大人の方」だという思いで講演活動をされていらっしゃいます。
6年間にも渡る虐待
6歳の頃、両親の離婚で私と兄2人の3人で児童養護施設に入所、7歳の時、父親の再婚をきっかけに家に戻りましたが、父親と継母から虐待がはじまり、殴られ、蹴られ、食事も与えてもらえず……島田さんは何度も命を落としかけたといいます。
命を救ってくれた担任の先生
虐待から救ってくれたのは当時27歳の学校の担任の”マッハ先生”。
父親を学校に呼び出し、「私の担当する大事な子供に暴力はやめてください」と父に詰め寄って注進してくれたそうです。
1人の子どもに本気で関わってくれる大人がこの日本にどれほどいるのでしょうか。そしてその勇気ある行動に救われた子どもが大人になり、今こうして講演活動をしていらっしゃいます。
虐待母(父)のSOS
島田さんはこうもお話していました。
ご自身の継母のこと、
『まだ20代前半で、いきなり3人の子どものお母さんになって、彼女もつらかったと思います。さらには自分の子供を妊娠し、ホルモンバランスが崩れイライラして感情が抑えられなくなったのでしょう。』と。
父親のことも、
『もともとは優しい父。離婚後、3人の子どもを養護施設に預けたことに罪悪感があり、一緒に暮らすために再婚したそうですが
再婚と同時に少しずつ人柄が変わっていきました。』とお話していました。
大人になるにつれ分かってきたことは、どんな虐待母(父)も、実は心の内では悲鳴を上げている。今はそんな大人を救いたいと考えているそうです。
アンガーマネジメントという怒りの感情と付き合うための心理トレーニングの指導もされいるそうです。
誰もが加害者になる可能性はあると島田さんは言います。人間であるということは感情があるということ。
特に怒りの感情を抱くと、引っ張られるし振り回されます。いかにコントロールするかが大事だと感じています。
探偵が出来ること
みなさんの近くで、児童虐待の噂があるアパートはありませんか?
人前で泣きじゃくる我が子を平気で叱りつけて殴ったりする親はいませんか?
先生の手に負えない親はいませんか?
たった今も虐待され続けている幼い命があります。
1人でも助けたい。どんな小さな兆候でも噂でも結構です。
どうかこちらまでご連絡ください。
「NPO法人 虐待ZEROを支援」
あなたの慈しみの手が、子どもを救います。
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