情報を頂いた池内さんに、私は次のように依頼しました。
『お願いしたいことがあるんですが、教頭先生に「参考書をお返しするのであれば、イジメに遭っている〇〇〇さんのクラスと住所を教えてください、拾った者が持ち主に返すんですから当然では?」と。次に「できないのなら虐待いじめZEROのNPO法人の代表が知り合いですから相談します」とお伝え願えますか? これで私が学校や教育委員会に堂々と接触できます。』
池内さんは教頭先生に私の気持ちを伝えてくれました。すると、すぐさま反応がありました。
「クラスや住所は教えられないが、〇〇〇さんの母親と会わせて頂けるそうです。」
あれほどのらりくらりとしていた教頭が、急転して親御さんに連絡を取ったのです。
『良かった。最低でも親御さんにイジメの事実が伝わった』
これは広島に行くしかない。私は親御さんと会えるように池内さんに頼みました。
ー12時間後ー
〇〇〇さんのお父さんとコンタクトが取れました。「イジメの兆候があったのは何となく分かっていました。今回は渡邉さんの存在を知り頼もしく思います。決して今回のことを有耶無耶にはしません。」
私はいつでも行きます、とお伝えして日程の調整をしたところ、〇月〇日に会うことになりました。
ただ、〇〇〇さんはイジメのグループ?の報復を恐れ、口をつぐんでいるとのことでした。
私たち大人は〇〇〇さんの気持ちを第一に考えて動かなくてはなりません。けれどもこのまま放置するとイジメはずっと続いてしまいます。
難しい岐路に立っていることは自覚しています。しかし、私たちが動かなければ学校は犯人捜しをせずに何事もなかったようにイジメを容認するでしょう。そして、旭川の事件のように「学校は何も知らなかった」を通してしまうのです。
BOZZ