去年12月に長野沙季ちゃん(当時3歳)が虐待によって両足が骨折しているにも関わらず放置され、搬送先の病院で亡くなるという痛ましい事件が起きました。
同月、母親の長野奈々(31)と同居人の男(37)が「傷害」の容疑で逮捕、その後に起訴されましたが、今年3月に同居人の男は拘留中に自殺したと報道されています。
さらに今年の5月には「保護責任者遺棄」の疑いで長野奈々容疑者が再逮捕されています。
東京の探偵が調査に向かったところ長野宅は東武野田線豊春駅から約500メートル離れた住宅地にありました。
近隣の方にお話しを伺ったところ
40代半ばの女性
「1年ほど前に奥さんが娘さんに怒鳴っているのを聞いた」
「奥さんが重たそうなリュックを娘さんに持たせていた」
60代半ばの女性
「2~3年前はご家族の仲が良さそう見えた」
「虐待があるとは到底思えなかった」
他にも近隣の方は長野家が近所付き合いをあまりしていなかったことや男性が同居するようになってから様子が変わったことなども共通認識としてあったようです。
今回の事件のように虐待は実母によって行われるケースが半数以上を占めると厚生労働省のデータにはあり、虐待を受けた子供の年齢は0~学齢前が約半数を占めています。つまり、虐待は自分から助けを求められない子供たちに対して周りから気付かれにくい環境で行われることが多いとも言えます。
誰かの身勝手で失われて良い命などありません。この記事を読んでくださっている皆様の周りで少しでも「虐待かな?」という状況がありましたら児童相談所虐待対応ダイヤル「189」に連絡をお願いいたします。また、ガルエージェンシーに連絡をいただければ調査員がどこにでもすぐに駆け付けます。皆様の少しの勇気で救われる命があることを覚えておいていただけると幸いです。